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第11回CIO部会会議を開催

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2016年12月15日(木)10:00~11:00に,国立京都国際会館 Room Dにて第11回CIO部会会議が行われました。 要旨などは以下の通りです。

前回の審議結果の確認

北野会長から、資料1により前回の議事要旨について説明があり、これを確認した。

協議事項

(1)「教育情報化と著作権フォーラム」について(資料2)

2016年10月21日(金)に学術・情報コンテンツ共有流通部会とCIO部会との共催で開催された、著作権法第35条の改正に関わる「教育情報化と著作権フォーラム」について、同部会主査の山田教授、上記ファーラムで中心的に活動された広島大学の隅谷准教授及びAXIES会長補佐の京都大学の美濃教授から、次のとおり、概要説明があった。

  • 教育の情報化が進み、LMS (Learning Management System) を使って学生に教材を配布することが一般化してきたが、LMSでの教材配布は著作権法でいう「公衆送信」にあたるため、授業の過程で複製が許されている教材を配布できない場合があるという問題が生じること。
  • 著作権法第35条の第2項は教育機関における公衆送信を扱っているが、きわめて限られた状況で公衆送信権の権利制限をするのみで「ほとんど適用されることがない」項目であること。
  • 教育の情報化をより推進するため、文化庁文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会で、この問題の解決に向けての議論がなされており、この議論は文化庁のWebサイトで議事録が公開されていること。
  • この問題に関わりの深い、多くの大学人、とくに各大学におけるICT活用教育推進担当者に、この議論に対する理解を深めて頂きたいと考え、急遽標記フォーラムを開催したこと。
  • 当初、AXIESからの要望書の提出を予定していたが、国大協等から要望書が提出されるとの情報があったため、AXIESからの提出を控えたこと。

上記の概要説明の後、出席者により、課金システム等に関し、意見交換が行われた。

報告事項

(1)マイクロソフトとの包括契約の更新と新しい契約内容について(資料3)

AXIESとマイクロソフトとの包括契約について、AXIESとマイクロソフトとの包括契約が更新されたことに伴い、新しい契約内容の概要について、ソフトウェアライセンス部会の藤村教授から報告があった。

(2)高等教育機関におけるICT利活用の現状と展望について(資料4)

平成27年度に、ICT利活用部会により実施された「高等教育機関におけるICT利活用の推進に関する調査」について、同部会の重田教授から報告があった。

(3)「情報倫理デジタルビデオ小品集(第6版)」の概要について(資料5)

12月初めに完成した「情報倫理デジタルビデオ小品集(第6版)」が、リリースされることに伴い、その概要について、制作代表者である情報教育部会の布施教授からから報告があった。

次回の会議について

北野会長から、次回のCIO部会会議は、2016年5月の通常総会の会場で開催する予定である旨の説明があった。

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